理想の立位姿勢を足裏から考える

まとめ記事第2弾です!

今回は、理想の立位姿勢を足裏から考えていきます。

立位の条件

立位姿勢には大きく2つの条件があります。

 

  • 支持基底面内に重心があること
  • 重心の位置ができるだけ高いこと

 

支持基底面とは、「身体を支えるために床と接している部分を結んだ範囲

立っている場合、両足裏の外側をぐるっと囲った範囲が支持基底面となります。

重心が支持基底面内にあっても、

しゃがんでいるような重心の位置が低い姿勢は立位姿勢とは考えません

   

安定性限界域

支持基底面内で自由にいろいろな方向へ重心を動かせないと、立って作業をしたり、歩いたりはできません。

 

支持基底面内には、重心を自由に動かせる範囲というものがあります。

それを「安定性限界域」と呼びます。

定義は、

バランスを崩すことなく、身体重心を支持基底面の中央から離すことのできる限界域

とされています。

 

どんなに広く見える支持基底面でも、安定性限界域が狭かったり、偏っていたりすると、バランスを崩しやすくなります。

安定性限界域とストレステストの関係

私は、安定性限界域の中でも「重心を移動できる得意な範囲」があるのではないかと考えています。

足裏から考えてみると、

右の足裏が前外側パターン、左の足裏が後内側パターンであれば

緑の範囲が「重心を移動できる得意な範囲」なのではないかと考えています。

私の考える理想の立位姿勢とは?

私が考える理想の立位姿勢とは、、、

  

足裏の中で、すべての方向に十分に床反力作用点(COP)が移動できる

  

つまり、重心を移動できる得意な範囲が広いこと!

だと考えています。

様々な重心の動きに対応したり、移動したい方向に円滑に動けることが理想的です。

立つ理由のほとんどが歩き始めるためです。

立つのは安定しているけど動きにくい。。。

では意味がないですよね(^^;;

最後に

私は、足が好きですが、

足を考えるためには、全身で起きている現象を捉える必要があると思っています。

そう考えると、足はただ地面に接しているだけでは不十分です。

 

大きな運動イメージの中で、「」を考える。

 

支持基底面や安定性限界域は、「イメージ力」をUPするためのキーワードになるかもしれません。

 

知識だけでなく、イメージする力も大事だと思います(^ ^)

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