ナイキ ヴェイパーフライ
ナイキのヴェイパーフライといえば、ランニングを代表するレースシューズだ。
カーボンプレートと高反発のミッドソール素材が使われており、ランナーのパフォーマンスを最大限に引き出してくれる。
まさにスーパーシューズの代表格である。
初代モデルではランニングエコノミーを4%改善する効果がある
ということで、ヴェイパーフライ4%と名前がついていたそうだ。
お正月の箱根駅伝でも数多くの選手が愛用している。その着用率の高さにネット界隈では毎年おおいに盛り上がる。
私自身、発売された当初から気になっていた。
が、普通の販売店ではなかなか目にすることができなかった。
そんな中、たまたま立ち寄ったスポーツ用品店で見つけてしまったのだ。
ヴェイパーフライを。
これは試すしかない。
気になってジロジロ見ていると、
店員さんに声をかけられた。
事情を説明し、ついでに気になっていたアシックスのメタスピードスカイ+も試し履きすることに。
サイズは普段から26.0cm
今回試し履きするどちらのシューズも26.0cmで問題なさそうだ。
足入れの心地よさ
私は、シューズを選ぶ時、機能やサイズはもちろんだが足入れをした瞬間の心地よさを大事にしている。
例えばフルマラソンを走るのであれば、3〜4時間近くシューズを履き続けることになる。
履いた瞬間に違和感があるようでは必ずトラブルが生じるものだ。
ヴェイパーフライのアッパーはメッシュ素材でできており、フィット感もさる事ながら通気性も良い。
履いた瞬間の心地よさはとても良い。
一方、メタスピードスカイ+のアッパーも軽いが、ヴェイパーフライよりも素材が硬いのか、フィット感は劣る。
とは言っても、普段使用しているマジックスピード2と比較したら比べ物にならない。まるで別物である。
靴擦れポイントは大丈夫か?
次に大事なのが外くるぶしの下のラインだ。
ここは靴擦れポイントになる。
ここは靴を販売する上でも重要とされている。
クレームが多い部分だからだそう。
マジックスピード2では常に外くるぶしとぶつかり靴擦れするためインソールを入れて調整している。
ヴェイパーフライ、メタスピードスカイ+ともに素材自体が柔らかくなにも感じない。
強いて言えばメタスピードスカイ+の方が接触感は気になるが、問題にはならないだろう。
試走
店内は空いていたので少し走らせてもらえることに。
ヴェイパーフライを履き少し走る。
接地した瞬間から沈み込むが、カーボンプレートの反発もあってか、力を使わずとも跳ね上がる。
ジョグであってもかなり楽に前に進むことを体感した。
まるで安定したトランポリンを足につけているような感覚だ。
一方、メタスピードスカイ+は、そこまでトランポリンではない。
が、後足部で接地したときの柔らかさと、そこから前足部に体重移動した時の反発感が凄まじい。
どちらもスーパーシューズと名高いだけあって本当にすごい。
どちらも履いてみて、個人的にはヴェイパーフライのフィット感が好みなのと、あのとてつもない反発感が忘れられない。
たくさん相談に乗ってくれた店員さんには非常に申し訳ないが、今回は決めきれず退店。
もう少し悩んで決めようと思う。
P.S.
今回訪れたのは神保町駅から歩いて行ける距離にある「スーパースポーツゼビオ 東京御茶ノ水本店」
店内入り口からランニングシューズがズラーっと並んでいる。
店員さんも多く、すぐに声をかけてくれる。
足のサイズ計測も気軽に行ってくれる。
自分の足にあった一足を見つけたい時にはぴったりの店舗だ。