安定性限界域

前回は立位姿勢の条件について考えました。

立位の条件と私の考える理想の立位姿勢
前回までは、どの方向に進みやすいか?を知る内容でした。どの方向に進みやすいかの前に、立っているとはなんでしょうか?今回は、そもそもの理想の立位姿勢とは何か?を私なりに考えてみました。立位の条件立位姿...

       

今回は、もう少し考えてみます。

安定性限界域

立位姿勢の条件として

  • 支持基底面内に重心があること
  • 重心の位置ができるだけ高いこと

があるとお話ししました。

    

支持基底面内に重心があるだけでは人は動けません。

この支持基底面内で自由にいろいろな方向へ重心が動かないと立って作業をしたり、歩いたりはできないのです。

    

支持基底面内には、重心を自由に動かせる範囲というものがあります。

それを、「安定性限界域」と呼びます。

         

    

赤枠内が安定性限界域です。   

定義は、「バランスを崩すことなく、身体重心を支持基底面の中央から離すことのできる限界域」

       

支持基底面がどんなに広く見えても、安定性限界域が狭かったり、偏っていたりすると、その限界域から外れてしまえばバランスを崩してしまうわけです。

最後に

足は、ただ地面に接しているだけでは不十分!

なのかなと最近思っています。

いかに安定性限界域を広げていけるか・・・

高齢者の転倒にも関係がありそうな気がしています(^ ^)

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